鋤田 正義

鋤田 正義(Masayoshi Sukita, 1938-)は福岡県直方市生まれ。1970年からフリーとして活躍しています。特にデヴィッド・ボウイ(1947 - 2016)と深い親交があり、彼を約40年以上にわたり撮り続けたことでも知られています。
70年代のはじめ、鋤田は気鋭の若者文化や音楽に惹かれニューヨークやロンドンに撮影に出かけます。1972年の夏にT・レックスのマーク・ボランやボウイを撮影。1977年にはボウイのアルバム”ヒーローズ”のカバーを撮影、同作を鋤田は自身のベスト作品だと考えています。それ以降も、ドキュメンタリーからファッション、広告、映画、音楽まで幅広く活動。”氣 デヴィッド・ボウイ”、”David Bowie × Masayoshi Sukita Speed of Life”、”T.Rex 1972”、”YELLOW MAGIC ORCHESTRA × SUKITA”、”SOUL 忌野清志郎”他、多数の写真集を発表しています。

鋤田のボウイのイメージは、ヴィクトリア&アルバート美術館の訪問者数記録を塗り替えた”DAVID BOWIE is”展でも特集されています。(17年1月に東京にも巡回) 近年は、2018年春の鋤田正義写真展「ただいま。」(直方谷尾美術館)、2019年春の「鋤田正義写真展 in 大分2019」(大分市アートプラザ)など故郷九州をはじめ、ロンドン、パリ、ボローニャ、メルボルン、ニューヨーク、ベルリンなど国内外で相次いで写真展を開催。2018年には鋤田の軌跡をたどる初のドキュメンタリー映画”SUKITA”(刻まれたアーティストたちの一瞬)が公開。
2021年、キャリアを本格的に回顧する写真集「SUKITA : ETERNITY」(ACC Art Books / 玄光社)が世界同時発売されました。

masayoshisukita

T-Rex, Get it on, London, 1972
ⓒ Masayoshi Sukita 禁無断転載

Exhibitions