Blitz Gallery updated 2017-03-17

Past Exhibition

トミオ・セイケ 写真展
「West Pier」
( ウ エ ス ト ・ ピ ア )

2014年 10月21日(火)~ 12月6日(土)
(プレオープン 9月19日(金)~27日(土))
1:00PM~6:00PM/ 休廊 日・月曜日 / 入場無料

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“West Pier #13, 2005” ⓒ Tomio Seike

欧米のアート写真シーンで活躍中の写真家トミオ・セイケの写真展「West Pier(ウエスト・ピア)」を開催いたします。ウエスト・ピアは、英国イングランド南東部イースト・サセックス州にあるヴィクトリア朝の1866年に建築された観光目的の巨大な桟橋。イングリッシュ・ヘリテッジから指定建築物第1級に認定された貴重な歴史建造物でした。そこにはコンサートホールや各種の娯楽施設があり、長きにわたり人気観光名所として知られていました。しかし1975年に施設老朽化のために閉鎖され、その後は複雑に絡み合う利害関係に翻弄されて補修されることなく放置されていました。老朽化が進む中、2002年のハリケーンの影響で施設の一部が破壊。また度重なる原因不明の火災発生と悪天候により崩壊が進行し、いまや一部の鉄骨の骨組みを残すだけの存在になっています。

ブライトン在住のセイケにとって、この放置され続けていた巨大な文化遺産はずっと気になる存在でした。彼は、2005年~2009年にかけて次第に朽ち果てていくウエスト・ピアを撮影。霧の中や降雪時など、様々な自然環境の中でたたずむ桟橋の姿を写しています。しかし、彼は決して桟橋の崩壊過程ドキュメントしたのではありません。観光名所の桟橋は様々な利権が絡み合っており、多くの人々の欲やエゴの象徴ともいえる存在でした。彼は自然の力により、この地でかつて大きな存在感を誇っていたウエスト・ピアが次第に朽ち果てていく過程に引き込まれていったのです。継続した写真撮影により、いやが上でも人間の生来の欲望の大きさと自然の力を意識させられます。彼はウエスト・ピア崩壊過程を通して、巨大な宇宙の中で生かされている人間の小さな存在を直感したのでしょう。

本作では、セイケは1930年代に制作された折り畳み式蛇腹カメラのスーパーイコンタを使用しています。彼がトレードマークともいえるライカ・カメラで撮影しなかったのは、レンズ交換などにより撮影過程が複雑になるよりは、自然環境の中で厳かに存在する被写体とシンプルに対峙したいという意図があったからです。また悪天候で撮影環境が厳しい時には、デジタル・カメラのエプソンR-D1sでも撮影しています。本展ではゼラチン・シルバー・プリントで制作されたモノクロ作品約24点が展示されます。エプソンR-D1sで撮影された作品も、デジタルデータからゼラチン・シルバー・プリントが制作されています。

トミオ・セイケ・トーク・イベント開催



開催日時 : 9月21日(日) 午後2時~ (1時間程度を予定しています)
開催場所 : ブリッツ・ギャラリー 目黒区下目黒6-20-29
ゲスト : 永嶋 勝美 氏 (写真家)
参加費 : 無料 
定員 : 定員約20名様程度を予定 (立ち見の場合があります)*完全予約制

永嶋 勝美 プロフィール
1953年東京都出身。デザイナー・アートディレクターを経て1980年写真家に転向、ファッション・静物を主とした広告写真を手掛ける。82年より海外を歩きまわり作品を撮り始め、89年よりパリを拠点に創作活動を開始する。
現在は写真作家活動を主に、アートディレクター、テクニカルアドバイザーとしても活躍中。
PSJ(社)日本写真協会正会員、APA(社)日本広告写真家協会正会員。個展多数開催、受賞歴多数


お申込みは締め切りました。たくさんのお申込み、まことにありがとうございました。

抽選結果および当日のご案内は、9月17日(水)午前中までにメール送信いたしましたのでご確認いただきますようお願いいたします。
なお、お送りしたメールが数件エラーで戻ってきております。メールを受け取っていらっしゃらない方は大変お手数ですが、メールでご照会いただきますようお願いいたします。
Email: info@blitz-gallery.com

*なお、9月21日(日)はギャラリーは休廊日となります。まことに恐縮ですが、トークイベントご参加者以外の方は入場できませんので、ご了解いただきますようお願いいたします。