September 12 - 29, 2019
From Thursday To Monday
1:00-6:00PM
営業時間:13時~18時、
月曜火曜休廊
ランドスケープ写真は、写真が誕生した19世紀から現代まで、数多くの写真家が取り組んできたポピュラーなテーマです。
初期段階では美しい自然のシーンを記録し多くの人々に伝える作品が中心でした。
アンセル・アダムスは写真独自のアート性を追求。光の状態をフィルムと印画紙に可能な限り精緻に再現するゾーン・システムという独自技法を開発し、自分のヴィジョンをモダンなモノクロ写真で表現しています。
岡田紅陽は、富士山をライフワークのテーマとして約60年以上に渡り撮影してきました。最初は富士の秀麗な姿やフォルムを追求します。しかし後期になると次第に自分の精神状態や心情を反映させた富士を撮影するようになります。
いまでは、パーソナルな視点とアート志向を強く持った写真家は、みずからの世界観やアイデアを表現する一環として風景を撮影します。また21世紀には、地球規模の環境破壊や気候変動などに強い問題意識を持ったアーティストによる風景作品が数多く見られます。もはや風景写真はアマチュア写真家が好むものにとどまらず、現代アートの最先端のジャンルなのです。
今回のコレクション展では、ブリッツの膨大な収蔵写真作品の中から、クラシック作品から21世紀の現代アート系作品まで、約25点をセレクションして展示いたします。
本展をきっかけに、風景写真の世界に新たな魅力を発見していただければ幸いです。
(展示予定アーティスト)
アンセル・アダムス、マイケル・ドウェック、テリ・ワイフェンバック、ウィリアム・ワイリー、岡田紅陽、伊藤雅浩、ファウンド・フォトなど多数を予定。